外鼻と鼻腔の主な病気

鼻アレルギー(アレルギー性鼻炎、花粉症)

くりかえす「くしゃみ」、「はなみず」、「はなづまり」が、3つの主な症状です。鼻から、原因となる物質(抗原、こうげん)を吸い込むことによって起こります。風邪と違って、のどの痛みや熱などは伴いません。原因となる物質で一番多いのは家のホコリ(ハウスダスト)です。その主成分は、ダニの死骸です。家の中のたたみ、じゅうたん、ふとんなどには、目に見えないダニがすんでいます。次に原因として多いのは、花粉(北海道なら、シラカバ、カモガヤ、ヨモギなど)、カビ、ペットの毛やフケなどです。診断には、詳しい問診のほかに、鼻の粘膜を実際に目で見ることが大事です。耳鼻科を受診して調べてもらいましょう。

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急性鼻炎(きゅうせいびえん、鼻かぜ)

ふつう、「かぜ」といわれるのは、主にウイルスによって起こる上気道(鼻、のど、気管)におこる急性の炎症のことです。これが主に鼻の粘膜におこったもので、はなみず、くしゃみ、はなづまりのほかに、鼻の痛みや頭痛、発熱、全身のだるさなども伴います。自然に治ることがほとんどですが、症状がひどい場合や長く続く場合は耳鼻科で見てもらいましょう。

慢性鼻炎

急性鼻炎を何度も繰り返すうちに鼻炎が慢性になることがあります。鼻の粘膜が腫れて鼻づまりが起こります。粘り気のある色のついた鼻水が長い期間でます。副鼻腔炎を伴っていることもあるので、耳鼻科で調べてもらいましょう。

肥厚性鼻炎(ひこうせいびえん)

くりかえす急性鼻炎や慢性鼻炎のために鼻の粘膜が腫れて、下鼻甲介(かびこうかい、鼻腔の外側の壁にある3つのヒダのうち一番下)の粘膜が腫れて戻らなくなった状態です。急性鼻炎の場合は、一時的な粘膜の腫れなので、風邪が治ると元に戻りますが、粘膜が繊維化して戻らなくなった状態が肥厚性鼻炎です。血管収縮剤(一時的に血管を収縮させて鼻づまりを一時的によくする薬)を長期間使いすぎても、肥厚性鼻炎になります。ひどい場合は手術が必要になることもあります。耳鼻科で鼻を見てもらいましょう。

鼻ポリープ、鼻茸(はなたけ)

鼻腔や副鼻腔の粘膜からポリープができることがあります。鼻の中を観察すると、白色または黄色のぶよぶよした(ぶどうの皮をむいたような、イカの塩辛のような)ポリープが生えているのが見えます。症状は鼻づまりです。副鼻腔炎や鼻アレルギーを伴っていることが多いです。鼻つまりがひどい時は鼻ポリープが無いか見てもらいましょう。

鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)

鼻中隔(左右の鼻腔の境目)は軟骨と骨でできています。これが左右どちらか(場所によっては両方へ)曲がっていることがあります。曲がりの程度が軽い場合は、ほとんど症状が無いため、そのままにしておいても問題はありません。曲がりの程度がひどい場合は、鼻つまりを生じたり、副鼻腔炎や鼻出血の原因になることがあります。症状がひどい時は手術をおすすめする場合があるので、耳鼻科で相談しましょう。

鼻前庭湿疹(びぜんていしっしん)

鼻の入り口から1センチ程度の、鼻毛が生えているあたりを、鼻前庭といいます。外界からの刺激や、指で「鼻くそ」を取るためこすることで、湿疹ができやすい場所です。腫れや痛みやかさぶたなどがあれば、耳鼻科に行きましょう。

鼻腔異物

鼻の穴におもちゃのピストルの弾を入れたり、食事中にくしゃみをして鼻腔に食物が入って取れなくなったりすることがあります。耳鼻科で取ってもらいましょう。

 

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