のどの仕組み

のどの病気の話をする前に、口を含めた、のどの仕組みについてお話します。

(1)口腔

口腔は、口唇(こうしん、くちびる)の内側で、咽頭(いんとう、のど)までの間の腔です。歯の内側を口蓋(こうがい)といいます。口蓋の前方は骨の壁でできているので(指で触ると硬い)硬口蓋(こうこうがい)といい、口蓋の後方は骨が無いので(指で触ると柔らかい)軟口蓋といいます。口蓋の底部には舌があります。そのさらに下は口腔底(こうくうてい)といって、真ん中を舌小帯というすじがあり、その両脇に顎下腺(がっかせん)という唾液腺から唾液が排出される管の出口があります。

HOMEへ
口の中から見た口腔と咽頭

口腔、咽頭、喉頭の断面図
(2)咽頭

咽頭は、鼻腔、口腔から続く部分で、喉頭や食道につながります。咽頭の上の方(口腔より上で、鼻腔に続く部分)を上咽頭(じょういんとう)といいます。咽頭の中ほど(口腔の後方)を中咽頭(ちゅういんとう)といいます。咽頭の下の方(口腔より下で、喉頭や食道につながる部分)を下咽頭(かいんとう)といいます。

上咽頭には扁桃組織(へんとうせん)のひとつであるアデノイドがあります。また、耳管(じかん、耳の奥と鼻の奥でのどの上をつなぐ管)の開口部があります。

中咽頭には、口蓋扁桃(こうがいへんとう、いわゆる「へんとうせん」のこと)があります。

下咽頭と食道の間は、普段は閉じていますが、物を飲み込むときだけ開きます。

頭頸部を2方向の断面で見た模式図
(3)喉頭

喉頭は、喉頭蓋から気管までの間の部分です。首の外から見ると、成人男性の場合、のど仏の突き出ている部分です。外側の枠組みは軟骨でできています。内部には二つのヒダ状の部分があり、上のヒダが仮声帯、下のヒダが声帯です。声帯は前方が左右くっついていて、後方は左右が開いたり閉じたりできます。普段は、声帯は開いていて、声を出したり、物を飲み込むときには左右の声帯が閉じます。

HOMEへ
口腔の病気へ 咽頭の病気へ 喉頭の病気へ